休職から見える事

 休職3か月

 休職してから3か月が過ぎようとしている。会社の連絡だと今のところ解雇は考えていないと言う事だが、このまま解雇になるのではとも思う時が多々ある。しかし、最近はこの生活に慣れてきて心配を通り越しているように思う。毎週一回休職者の会議がある。これには取り合えず顔をだすようにしている。そんな毎日を過ごしながら、学ぶ事や見えてくる事も沢山ある。

 休職者達

 私より先に休職へ入った人もいる。中にはマネージャークラスもいる。みんなニコニコしているが、内心は私と同じく不安がいっぱい。質問は一つ、いつ戻れるの?戻れる日が来るの?だと思う。人事のマネージャがリーダーで行われるこの会議、昨日は彼女が「あなた達は会社を助けています。その事を忘れないで、本当にありがとう。」と言っていた。みんな、「ありがとう」とは言っていたが複雑な顔をしていた。私もその一人である。

 イギリスの会社で働く

 イギリスの会社で働いたのは2回目、はじめの会社はとても良い会社だった。会社が小さく仕事がシンプルすぎ辞めてしまったが、もう少し働いていれば良かったかもしれないと時々思う。今の会社には、外国人と働くのが苦手な人がいる。日本の企業で日本人と働いても苦手な人はいるのだから同じ事なのだと思うが、これは辛い。私の上にマネージャーが二人いるが(なぜか二人いる。)、彼らは典型的なイギリス人でアジア人の私たちの事をあまり理解が出来ない、そして日本の事も理解が出来ない。とても残念である。しかし、イギリス人全員がこの二人のようではなく、良い人達にも沢山会っている。日本の事を私以上に愛し、理解している人達も沢山いる。イギリス人と同等に働くのは純粋な日本人の私にとって本当に大変な事だとつくづく思う。私はネイティブではない、これは時々会社の中でネックになる事もある。会社から離れて自分を見ると気づく事も沢山ある。とても不思議だが、この休職で学ぶ事も沢山ある事にも気が付いた。私の上司二人が外国人を苦手な事もこの休職に入って見えて来た事である。一緒に働いている時は流れのまま働き、どこかしっくりこないなぐらいで働いていたのかもしれない。もし、戻れたらその辺を上手にクリアーして働けたらと思っている。