関節症に気が付いた時

はじめに 

 いつの間にか更年期と言う年になってしまいました。 
今思うと5年前ぐらいから始まっていたのではないかなと思います。子供を産んでから親指の付け根の関節が痛み困っていましたが、使い過ぎなだけでいつか治ると我慢していました。 親指の付け根の痛みは少し良くなったり、掃除など手を使いすぎると痛みが出たりしていたので使いすぎないようにしながら医者には行かないでいました。月日が経ち、気が付くと左手の薬指が強張り結婚指輪も婚約指輪も外さなければ抜けなくなる感じが毎朝続き、心配しながらも病院にいかないでいました。いつの間にか左の強張りは終わり、右の手の指に移動していました。見ての指は人差し指、中指、薬指です。3本とも変形しだしはじめて病院に行くことにしました。これは女性として本当にショックでした。 

イギリスの病院システムで苦戦

 イギリスはGP(一般診療)に登録します。まず、ここでドクターに診察してもらい専門医が必要と言う判断が出ると専門医に診てもらえます。私の場合血液検査で関節症ともリウマチともでなかった為、そのまま放置されてしまいました。言われた薬は、痛み止めの薬を買ってくださいでした。それから一年、本当に手が痛くて苦しんでいたのでもう一度GPへ行き訴えました。血液検査をもう一度してもらうと、ビタミンDが足りないとの事でした。ビタミンDの錠剤を取り少し良くなったものの変形は止まりませんでした。再びGPへ行き、ドクターから横柄にこれ以上何もできませんと言われました。強く指の変形を訴え専門医に行けるようにしてもらえるように訴えました。やっと専門医に診てもらえる事になり、私の関節の状態を診てもらったところ骨の変形が進んでいてあなたは変形性関節症ですと言われました。レントゲンに骨の変形が出ているのをGPのドクターが見落としたのでした。これには、専門医のドクターもちょっとびっくりしていました。しかし、イギリスではこれ以上何もできないので、自分で運動をしたりマッサージをしたりし、ビタミンDの錠剤は取り続けてくださいと言われました。とてもショックを受け泣きました。もう少し前に分かっていたら、この変形を最小限にできたのだと思います。変形してしまったものは治りません。本当に悲しいです。